主な内容

カウンセリングに対する昨今の風潮は、私がカウンセリングを始めた頃に比べると隔世の感があります。世間で何か困った事件が起き、しかもそれまでの知識や経験では解き明かすことができないとなるとカウンセラーに託されることが多くなってきました。
それではカウンセリングというものが本当に正しく理解されているのでしょうか。 薬や注射ではなく、整体やマッサージでもなく、ただ出会って話を聴く―それがクライエントにどんな力をもたらすのか・・・・カウンセラーの人となりは特に重要な意味を持つはずです。
今回はワークショップを多く取り入れます。 ご参加のみなさんの「自己理解」から始めてみましょう。

スケジュール

（第1回）「クライエント」ってどういう人？
（第2回）「症状」って何？
（第3回）「カウンセラー」って何をする人？
（第4回）自分を知ろうーその1
（第5回）自分を知ろうーその2
（第6回）まとめ

講師のプロフィール

津田塾大学教授（ウェルネス・センター　カウンセラー）
カウンセラーとして学生相談に応じるほかにも「人間関係論」「カウンセリングの基礎」を担当。NHKラジオ『子どもの心相談』のレギュラー相談員。