カウンセリング入門
内容
講師 | 日時 | 場所 | 定員 | 受講料 |
---|---|---|---|---|
山崖 俊子 |
2018年2月13日(火) ~3月13日の火曜日 全5回 10:00-12:00 |
小平キャンパス 交流館 |
24 |
10,000円 津田塾生5,000円 |
主な内容
クライエントの話に耳を傾けるだけなのに、資格が必要なのって何故??
それまで資格が必要と言われながらも無資格だった心理カウンセラーが、故河合隼雄先生を中心として、1988 年に日本臨床心理士資格認定協会による「臨床心理士」という民間資格を誕生させました。それから30 年、今では臨床心理士は国家資格に準ずる重みで社会に貢献してきましたが、法的には国家資格ではないために特に医療現場では保険診療の対象にはならないという矛盾を抱え、ようやく本年9 月に国会で「公認心理師」として施行されることが決まりました。
カウンセラーは投薬もしない、手術もしない、ひたすらクライエントに寄り添い、クライエントの話に耳を傾けるだけなのになぜこれほどまでに「資格」が問われるのでしょう。家族や友人の話に耳を傾けることと、どこがどう違うのでしょう。
実は、語られた「ことば」の裏に隠された、クライエント自身が気づかなかった「もう一人の自分」の存在にカウンセラーは注目していくことが求められるのです。そんなことを中心に講義を進めていこうと思っています。
第1回目(2/13) 心の仕組み-心身症の話 夏樹静子著「椅子がこわい」(新潮文庫)
第2回目(2/20) 自己表現を可能にするカウンセラーの態度
第3回目(2/27) 第三者についての語りは、実は自らを語っている
第4回目(3/6) 言葉にならない「ことば」を馴染のある方法で表現する
第5回目(3/13) 描画に現れる「気づけなかったわたし」
講師のプロフィール
山崖 俊子(やまぎし としこ)臨床心理士(東京臨床心理士会役員)
2012 年3 月まで津田塾大学教授( ウェルネスセンター専任カウンセラー)、2015 年3 月まで津田塾大学非常勤カウンセラー。現在は病院や心理相談室においてカウンセリングおよびスーパーヴァイザーとして心理臨床に携わる。津田塾大学同窓会でもキャリアカウンセリングを行っている。
問い合わせ先
津田梅子記念交流館事務室
Tel:042-342-5146
Fax:042-342-5109
E-mail:forum@tsuda.ac.jp
ホームページ:https://koryukan.tsuda.ac.jp