オーストラリアの日本語教育事情
内容
講師 | 日時 | 場所 | 定員 | 受講料 |
---|---|---|---|---|
池田 俊一 |
2009年1月30日(金) 16:30~18:30 |
小平キャンパス 交流館 |
40人 |
1,000円[税込] 津田塾生500円 |
主な内容
オーストラリアは、国際交流基金の調査でも夙に知られているように、人口比で見ると、世界で最も日本語学習者の割合が高い国です。当然、なぜだろう、という疑問が湧くことでしょう。特に、第2次世界大戦で、敵対関係にあったという事実を考えれば、なおさら不思議に思われます。
今回の講座では、日本語学習熱が高い背景を探る為にも、まず、オーストラリアという国の成り立ちから現在までの概略史を繙く中で、白豪主義と言われた国が、多文化共生社会に変貌した過程にも触れ、そういった大きな流れの中での、現在の日本語教育の実情をお話ししようと思います。
裾野の広い初等教育から、専門性の高い高等教育まで、幅広い学習者を抱えるオーストラリアの日本語教育には、日本の英語教育にも参考になる点があるのではないでしょうか。それを、皆さんと話し合う時間も設けたいと思っています。
講師のプロフィール
オーストラリア国立大学アジア研究学部日本センター主任、准教授。1975年オーストラリア国立大学アジア研究学部卒業後、1976年より1981年まで、同学部日本学科専任講師。1981年より1988年まで、ニューヨーク州立大学バッファロー校教育学部大学院博士課程、比較教育学専攻。滞米中に、ミドルベリー大学夏期日本語集中講座講師を4年務め、また、1984年より1986年まで、ハーバード大学東アジア言語文明学科にて日本語専任講師を務める。1988年より母校に戻り、1998年より現職。(2000/2001年と2008/2009年、東京大学大学院教育学研究科客員研究員として、日本の教育改革史を研究。)問い合わせ先
津田梅子記念交流館事務室
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