数学教員のためのワークショップ
内容
講師 | 日時 | 場所 | 定員 | 受講料 |
---|---|---|---|---|
黒田俊郎他3名 |
2017年7月29日(土) ~7月30日(日) 9:00-16:20 |
小平キャンパス 交流館 |
30 |
16,000円 津田塾生8,000円 |
主な内容
毎年好評を博している現職教員のためのワークショップです。数学指導のスキルアップに役立つ内容、授業を盛り上げる話題などを提供します。
7月29日(土)
①9:00~10:30 | 小森 弘三 | 「授業で使える手作り教具・パズル」
「数列で使えるビー玉パズル」はビー玉を接着して作ります。パズルとして楽しめ、2通りの数列の和が一致することの説明にも使えます。「でんぐりシートの回転体教具」は積分で回転体の体積を求めるとき、どんな立体になるかを示すことができます。「ペントミノパズル」は厚紙で作ったペントミノを敷き詰めるパズルですが、どのパーツを除くかは数学的思考が必要です。「直交座標から作る極方程式のグラフ」は紙を蛇腹折りすることによって極方程式のグラフを作る取り組みです。その他,時間があれば紙の知恵の輪なども作ります。 ※でんぐりシートやビー玉、接着剤の材料費500円のご負担をお願いしています。当日受付でお支払いください。 |
②10:40~12:10 | 小森 弘三 | 「アクティブラーニングの話題『証明バトルと不思議の解明』」
生徒が自発的、協働的に解明に取り組んだ「数学マジック・トリックの解明」と「パラドクスの解明」の授業実践とグループごとに定理の証明を披露し合い、生徒が工夫や団結力を評価して勝敗を決めた「証明バトル」の実践を紹介します。 |
③13:10~14:40 | 黒田 俊郎 | 「模型を作って考える」
立体の問題を考えるとき、模型を作ってみるとよく分かります。「球面上の三角形の面積」や「2地点間の大圏距離」、「円錐上の最短経路」「立体の体積」など、模型を作って考えてみましょう。 |
④14:50~16:20 | 黒田 俊郎 | 「わかりやすい説明」
教科書を読んでいると、「もっとわかりやすい説明のしかたがあるのに…」と思うことがあります。例えば「複素数の掛け算」「不定方程式の解き方」「対数の計算」「因数分解」などです。これらのことを「生徒用プリント」とともにお話ししたいと思います。 |
7月30日(日)
⑤9:00~10:30 | 足立 久美子 | 「東京オリンピックエンブレムの解明と作成」
和風の家紋を思わせる風合いです。幾何学的視点で分析し、再現作成を試みてみます。 |
⑥10:40~12:10 | 足立 久美子 | 「エッシャーの作品分析から球体のしきつめ模様へ」
数学を絵画の世界で展開したエッシャーの技法を球へと発展させてみます。 |
⑦13:10~14:40 | 何森 仁 | 「子どもと創る数学」
数学教育では、子供の豊かな発想を引き出すことが大切だと思います。人は自由になった時、びっくりするほどの発想をします。そんな、数学の教材を紹介します。・これも独楽?・可愛い人形・大きな駒・数字を作ろう 等々 |
⑧14:50~16:20 | 何森 仁 | 「教師も楽しむ数学」
子供に数学を大いに楽しんでもらうためには、教師が心底数学を好きになり楽しまないといけません。子供たちが集中して考えているとき、脳はきっと知的に喜んでいます!そんな授業が紹介できたらと考えています。・多面体を作ろう・変なサイコロ・実験をしよう・手作業微分 等々 |
問い合わせ先
津田梅子記念交流館事務室
Tel:042-342-5146
Fax:042-342-5109
E-mail:forum@tsuda.ac.jp
ホームページ:http://koryukan.tsuda.ac.jp