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津田梅子生誕150周年記念講演会「明治の国際人・石井筆子―津田梅子、ヨハンネ・ミュンターとの交流」

内容

講師 日時 場所 定員 受講料
(税込)
長島 要一 2014年10月20日(月)
10:30-12:00
小平キャンパス
1号館1111教室
280 無料(申込要)

主な内容

津田梅子資料室*津田梅子記念交流館共催。
津田梅子生誕150周年を記念して、梅子と交流があった明治の国際人・石井筆子の視点から、明治の女性たちの国際的な交流を考えます。
◆石井 筆子(1861-1944)
1880 年にヨーロッパ派遣女子留学生となり、その後梅子と同じ華族女学校でフランス語を教え、女子教育の振興を目指した女性です。1898 年には梅子と共に文部省の要請で万国婦人倶楽部大会に日本代表として参加するために渡米しています。しかし、親の決めた許嫁との結婚生活が不運な結果となり、紆余曲折を経て、筆子は知的障害児施設滝乃川学園の園長として終生障害児教育に尽力することになります。
○講演の主旨
上記のよく知られた活動の一方で、筆子はデンマーク武器商人の妻ヨハンネ・ミュンターと交流を持ち、筆子の影響からヨハンネはデンマークの地で婦人参政権運動を発展させました。本講演では、政治運動には距離を置いていたとこれまで考えられてきた津田梅子が、ヨハンネから送られた「婦人参政権運動の女性の集合写真」に写っていたという新たな事実の発掘が示され、当時の国際的な女性のネットワークの一端が明らかにされます。

講師のプロフィール

長島 要一氏(コペンハーゲン大学 DNP 特任教授)
デンマーク文学者、比較文学者、コペンハーゲン大学卒、Ph.D.、Dr.phil.。同大学アジア研究所講師等を経て現職。日本・デンマーク交流史、森鴎外研究、アンデルセンの翻訳等を行う。                                                  
『明治の外国武器商人- 帝国海軍を増強したミュンター』中公新書、1995 年。『森鴎外-文化の翻訳者』岩波新書、2005 年。『日本・デンマーク文化交流史-1600 ~ 1873 年』東海大学出版会、2007 年。『石井筆子・明治の国際人――デンマーク女性ヨハンネ・ミュンターとの交流』新評論(近刊) 他著訳書多数。                           

問い合わせ先

津田梅子記念交流館事務室

Tel:042-342-5146

Fax:042-342-5109

E-mail:forum@tsuda.ac.jp

ホームページ:https://koryukan.tsuda.ac.jp

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