シネマ女性学―美しく老いる
内容
講師 | 日時 | 場所 | 定員 | 受講料 |
---|---|---|---|---|
松本 侑壬子 |
2012年5月16日(水) ~6月20日(水) 全6回 13:00~14:30 |
小平キャンパス 交流館 |
20 |
12,000円[税込] 津田塾生6,000円 |
主な内容
世界人口は2011年秋ついに70億人に達し、今世紀後半までには100億人を突破する見込みとか。高齢化先進国日本では現在100歳以上の人口が約4万8000人いて、その87%が女性といいます。世界中で高齢化は急速に進んでいます。
もう老人は福祉の対象だけの存在であってはつまらない。老人でも、いや、老人だからこそ、賢く、優しく、心豊かな生き方をしたい。前進あるのみだった若いころとは違い、限りある歳月をいかによりよく生きるか-映画にはそのヒントがいっぱいです。じっくりと、またわくわくと、映画を楽しみながらよき老年を探ること自体が、実りあるシニアライフへの手掛かりになれば素敵ですね。
老年なんてまだまだ遥か先と思っている若い方も、そろそろ、あるいは(生物学的には) いま真っ盛りの方も、ぜひご一緒に映画を素材に考え、語り合いましょう。
タイトルは、願いも込めて「美しく老いる」です。
5/16 変わった” 老女” のイメージ
・魔法使いからメリー・ウィドーへ
・祖母の力
5/23 映画はアルツハイマーをいかに描いたか
・「恍惚の人」から「折り梅」へ
・介護をするのはだれ
5/30 夫婦愛-<最後の蜜月>深まる愛、遺される孤独
・最愛の妻を介護して。僕を忘れないで。
・40歳年下の夫と全うした夫婦愛
6/6 ときめき再び-<恋が天から降ってきた>
・運命の人-再会と出会い
・年下の恋人に託す思い
6/13 女友達は楽し-< You are my angel! >
・時には女学生気分で
・世代を超えて結ぶ友情
6/20 最終章・死ぬまで生きる、美しく!
映画が教えてくれたもの―高齢化社会の中のシニアたち
講師のプロフィール
鳥取県生まれ。津田塾大学卒。映画評論家/ ジャーナリスト1968~1999年共同通信社記者。2000~2009年十文字学園女子大学教授。日本記者クラブ、日本ペンクラブ、日本映画ペンクラブ会員。月刊誌「婦人之友」「女性情報」「We Learn 」に女性の目で見た映画評を長期連載中。著書は「母娘の風景」「映画をつくった女たち~女性監督の100年」「シネマ女性学」(以上単著)、「女性監督映画の全貌」「女性映画がおもしろい」①~⑨巻、「非婚・崩壊・少子化~どこへ行く日本の家族」(以上共著)など。
問い合わせ先
津田梅子記念交流館事務室
Tel:042-342-5146
Fax:042-342-5109
E-mail:forum@tsuda.ac.jp
ホームページ:https://koryukan.tsuda.ac.jp