主な内容

現代の性差別雇用と労働法

男女雇用機会均等法制定から25年。しかし、男女の賃金格差は縮小せず、女性労働者の非正規化は進むばかり。全体的な労働者の非正規化が進むなか、女性差別は雇用形態や職務の差異に置き換えられ、見えにくくなっています。本講座では、雇用差別をめぐる裁判例を紹介しながら、参加型の事例検討を通じて、職場における性差別に関する法律知識を学びます。

講師のプロフィール

弁護士（東京法律事務所所属）。津田塾大学国際関係学科卒業。現在、日弁連両性の平等に関する委員会労働部会部会長。日本労働弁護団常任幹事。DV、セクハラ等の性暴力・性差別事件のほか、相続・離婚・先物取引等一般民事事件を広く担当。主な担当事件：エルメス・ジャポン雇い止め事件、北海道セクハラ労災行政訴訟事件等。著書：「司法におけるジェンダーバイアス」（共著・明石書店）、労働相談マニュアル（共著・日本労働弁護団）