主な内容

―子どもの成長・発達を支える関わりと「親」であることの楽しみと辛さを考える―

ここ数年、親の我が子に対する想像を絶するような報道に接し、胸が痛むことが少なくありません。どんな親でも我が子を可愛いと思えない親はいないはずなのに。しかし現実は・・・・
今回の講座では、子どもが求める親の対応と、親（特に母親）が「心ならずも？」とってしまう対応との行き違い・ズレに焦点を当て、その背景にあるものを探ります。親としての自分に不安を感じておられる方も、自らの親の対応に納得のいかなさを感じておられる方もご一緒に学びあいましょう。お子さんが抱える様々な症状（不登校・摂食障害等々）、ご自身が抱える様々な症状についても検討したいと思います。
人間が抱える「行動」と「行為」のズレへの気づきが生まれることで、自身が抱える苦悩・不安が少しでも軽減されることを目指したいと思います。それこそがカウンセリングが果たせる役割に他なりません。

 

第一回目：成長・発達のゴールは？子育ての行方
第二回目：母親であることの病・虐待の背景
第三回目：症状の意味
第四回目：自らの内なる親性・子ども性
第五回目：内なる自分への気づき―描画を通して

 

＊キャンパス内に保育所（有料）があります。ご希望の方は2週間前までにお申し出ください。

講師のプロフィール

山崖 俊子（やまぎし としこ）
臨床心理士（東京公認心理士協会役員）
元津田塾大学教授（ウエルネスセンター専任カウンセラー）
現在は病院や心理相談室においてカウンセリングやスーパーヴィジョンを担当
津田塾大学同窓会でもキャリアカウンセリングを行っている