主な内容

—カウンセリングを受けるとなぜ元気になれるの？—

カウンセリングを受けたいと思う時ってどんな「とき」でしょう。

辛くて苦しくて悲しくて腹が立って、にっちもさっちもいかない・・・・

でも怒りを爆発させたり、「死」を選ぶのではなく、何とかしたい、何とかなるかもしれないと一抹の期待を抱いてカウンセラーの許を訪れるのです。

しかしカウンセリングでは投薬もなければ元気になれる秘策が伝授されるわけでもありません。ただクライエントの語る辛さ、悲しみにじっくりと耳を傾けて聴いてくれるだけです。それでも多くのクライエントは何とか前向きに生きていこうという気持ちになって帰って行かれます。

カウンセリングっていったい何でしょう？

カウンセリングの「場」で、何が起こっているのでしょう。そんなことをお話しできればと考えています。

講師のプロフィール

山崖　俊子（やまぎし としこ）
臨床心理士（東京臨床心理士会役員）
2012 年3 月まで津田塾大学教授( ウェルネスセンター専任カウンセラー)、2015 年3 月まで津田塾大学非常勤カウンセラー。現在は病院や心理相談室においてカウンセリングおよびスーパーヴァイザーとして心理臨床に携わる。津田塾大学同窓会でもキャリアカウンセリングを行っている。