数学で一つの「定理」があるとき,「それを発展させるとどうなるかな」と考えるとまた新しい数学の世界が広がります。そういう例をいくつか紹介したいと思います。「コーシー・シュワルツの不等式」「ビュフォンの針」「エコルスの定理」などを考えています。

三角形の内心・外心・傍心は塩を使って求められます。また放物線や双曲線・楕円も塩を使ってあらわされます。さらにいくつかの大学入試問題も塩を使う実験で確認できます。例えば放物線の軸上の1点から放物線にいたる最短距離を求める」「２つの放物線間の最短距離を求める」などの問題です。こういうことを実験を交えながらお話したいと思います。

トランプマジックや数当てトリック実演し、数学を使ってタネ明かしします。中学数学で取り組める内容ですが、高校生でも十分楽しめます。トランプマジック（必ず当たるように、ファイナルカウントダウン，スウガクマジック）や縄抜けマジック、数表による数当てなどを予定しています。

高校数学Bの「数列」と数学Aの「整数」をパズルや教具を使って楽しく学ぶ実践を紹介します。中学生の発展的教材としても使えるものがあります。カエルのパズル、ビー玉パズルと和の計算、ハノイの塔と漸化式、ダビンチコードとフィボナッチ数列、博士の愛した数式より完全数・友愛数，整数問題，鳩ノ巣原理などを予定しています。

まっすぐな竹串を用いて、３次曲面作りを体験します。

折り紙でも３次曲面が折れます。建築関係との関連も模索してみます。

具体的な教具・教材が数学教育にどれだけ大切かを一緒に考えましょう。平面図形と空間図形に触って楽しみます。簡単に多面体を作ったりします。

生徒が何か作業をしているときが考えているとき、脳はきっと知的に喜んでいます！そんな授業が紹介できたらと考えています。