主な内容

―自分を知り、自分を愛おしく感じられるように―

人にはそれぞれ固有の特性があります。その特性に関する人々の関心は強く、紀元前のギリシャにおいても相貌学、骨相学、筆跡学など、性格特性に関する何冊もの書物が残されています。しかし偉大な精神科医であり、心理学者であったフロイトの出現によって、人の性格は意識できる、目に見えるものだけで成り立っているのではないことが明らかになりました。

人はよく大海原に浮かぶ氷山に例えられます。目に見えるのは「氷山の一角」で、実は目に見えない、水中の「氷山の一角」を支える巨大な氷の存在、すなわち「無意識」がフロイトによって発見されたのです。つまり、何とか変えたいと思う自分の行動や態度の特性も、全て理由があっての「からだが語ることば」だったのです。やみくもに自分を変えたいと思うのではなく、自分を知って、自分を愛おしく感じられることを目指した講座にしたいと考えています。

第1回目（2/12）自己紹介、こころの仕組みについて学ぶ

第2回目（2/19）質問紙法から自分の気質を知る

第3回目（2/26）エゴグラムを投影法的に用いて、気付かなかった自分と出会う

第4回目（3/5）  描画（バウムテスト、風景構成法）から自分を知る①

第5回目（3/12）描画（相互スクリブル物語統合法）から自分を知る②

講師のプロフィール

津田塾大学元教授（津田塾大学ウェルネス・センター　カウンセラー）、 臨床心理士、日本小児精神神経学会理事、日本学生相談学会理事、日本遊戯療法学会評議員